
ウェブサイトを公開するためにレンタルサーバーを借りる際、金銭的負担を少なくしたいと考える方もいるでしょう。こちらでは、利用料を安くするための年額払いについてご紹介していきますので、お得に借りたいときはぜひ参考にしてください。
ウェブサイトの公開を続ける限り、レンタルサーバーの利用料を支払い続けなければいけませんので、満足できる利用料で契約しましょう。
年額ならお得
ウェブサイトをいつでも見られる形で公開するには、24時間アクセスできるサーバーを用意しなければいけません。しかし、使い勝手が良いサーバーを購入するのは大金が必要となるため、多くの方はレンタルサーバーの利用を考えるでしょう。
ただし、購入と違ってレンタルする場合は定期的に利用料を支払う必要があります。その利用料を少しでも安くしたいと考えるときは、月額ではなく年額での支払いを利用しましょう。普通ならば1ヶ月単位で契約するところを1年単位で契約することで利用料をかなり節約できます。
ただし、レンタルサービスを提供してくれるサービス会社によっては、月額払いしか用意していないところもあります。従って、年額で支払いたいと考えた場合はそれに対応するところを探す必要があります。サービス会社が運営する公式ウェブサイトを確認すれば、料金表が公開されていることがほとんどですのでチェックしてみましょう。
1年単位での支払いに対応しているところなら、月額と併せて年額の料金も分かりやすく掲載されています。
1年以上の契約を用意するところもある
年額で契約できるところを見つけたら、今度は1年以上の契約期間が用意されていないかチェックしてみましょう。サービス会社によっては2年や3年といった長期契約をすることで、さらに利用料を安くしているところもあります。
プランによっては3年契約で半額以下になるケースもありますので、とにかく安く利用したいなら長期割引が用意されているところを活用しましょう。長期割引で安くなった分、予算内で一つ上のグレードのプランと契約ができる可能性もあります。
いきなり年額での契約はおすすめできない
年額で支払うと費用が安くなるからといって、初めて利用する場合にいきなり契約するのはやめましょう。
月額ではなく年額にするのは、レンタルサーバーに満足できた場合です。もしも、性能に不満があって他のところに乗り換えたいと考えたとき、支払ったお金が戻ってくることはありません。
例えば、4ヶ月で乗り換えたとしても、残りの8ヶ月分の料金が返ってくることはありませんで気をつけましょう。そうなると、以前のレンタルサーバーの年額と新たに契約したサーバーの利用料を2重で支払うことになるため、安いとはいえない費用になってしまいます。
体験期間経てから年額へ
年額で費用を支払うことで失敗をしたくないときは、体験期間を使ってから移行するのをおすすめします。多くのレンタルサーバーには無料で使える体験期間が用意されていますので、アクセスの早さや管理のやりやすさなどいろいろと使い勝手を試してみましょう。
実際に使ってみれば、そのレンタルサーバーのメリットとデメリットが分かりますので契約してもよいか判断できます。なお、各レンタルサーバーの実力を確かめたいときは、いくつものサービスを同時に利用するのもよいでしょう。
体験期間が用意されているサービスと複数契約して同時期に試してみれば、それぞれをきちんと比較できるため、自分の環境にあったところを見つけられます。ちなみに、デメリットの方が大きいと感じてしまい、他のサービスに移りたいと考える場合もあるでしょう。
そのときは忘れずに契約しないための手続きを行います。なぜならば、体験期間が終わると自動的に有料に移行してしまうところが数多くあるからです。勝手に有料に移行されると、少なくとも1ヶ月分の料金を支払わなければいけなくなりますので、それなりに損をしてしまいます。
レンタルサーバーをビジネスで利用する時のコツ!種類や業者選びの比較ポイント
無料期間で判断できないなら月額から
体験期間は長くても1ヶ月程度で終わるため、年額で契約しても大丈夫なサービスなのか分からない場合もあります。そのときは最初は月額で契約をして、後悔しないことが分かってから年額に移行しましょう。年額よりも割高な月額費用がかかってしまいますが、乗り換えのときの損失を考えるなら必要なお金だと言えます。
なお、月額から年額への変更はどのレンタルサーバーでも簡単に行えるようになっています。基本的にはサービス会社の公式ウェブサイトから手続き可能ですから、納得できたらすぐに年額にしてしまいましょう。
プランの決定は慎重に
レンタルサーバーの機能や容量によって、プランが細かく分かれているケースがあります。もしも、たくさんのプランがあるサービス会社と契約するときは、どれを選ぶか慎重に決めましょう。年額での支払いにしてしまうと、プランを変えたくなったとしても更新まで変更できなくなるケースが多くあるからです。
そうなると、長い間不満を持ったままプランを使い続けなければいけない状況になるかもしれません。そのため、契約前にサービス会社に質問して、途中でのプラン変更が行えるかも確かめておきましょう。
もしも行えないならプランの内容をしっかりとリサーチし、最低でも1年間は不満を持たずに使えるものを選ぶ必要があります。
費用を安くしたいならキャンペーンもチェック
レンタルサーバーがお得に利用できるように、各サービス会社ではさまざまなキャンペーンを行っています。年額にして少しでも費用を抑えたいと考えるときは、それらのキャンペーンを見逃さないようにしたいものです。初期費用が無料になったりクーポンがもらえるなど、いろいろなメリットがありますので、しっかりとリサーチしてお得なものを見つけましょう。
ただし、キャンペーンを利用するには契約期間などの条件が用意されているケースもあるため、自身の状況で使えるのかはっきりとさせてから手続きすることが大切です。もちろん、お得なキャンペーンに釣られて使い勝手が悪いレンタルサーバーと契約しては本末転倒ですので、体験期間などでの事前チェックは必ず行いましょう。
確実にお得に利用できるようにしよう
使い勝手が悪ければ乗り換えを考えなければいけないレンタルサーバーは、年額だからといって必ずお得だというわけではありません。金額はもちろんのこと、性能などもいろいろと調べて、できる限り不満を持たないところを選びましょう。
ずっと快適に使えるレンタルサーバーをきちんと選択できれば、年額での支払いは確実にお得だと言えます。